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生活を、健康を取戻し、本来の自分を取り戻すために。
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病院に運ばれて治療が始まりました。
救急で運ばれてすぐに検査した時の結果、腸が切れているそこから出血がひどくなっている。えっ、腸が!
そんな感じで検査の結果を聞いたものです。それから止血が始まりました。
激痛の中ではっきり記憶していませんが先生方のおかげでしだいに止血していく状態が確認できたものです。

治療室から病室に運ばれて休養するのが一番必要と思った瞬間です。
病院では近親者以外は病院へ入ることができないきまりです。
家族は早く良くなってくれればと、切実に祈っていたと思います。
病院は当時、交通の便に恵まれていず、毎日の看護も大変だったと思います。

家内は身重の状態で毎日電車、タクシーで来る日が続きました。
そんな中でやはり自動車の必要性を痛感していたと思います。
少しずつですが自動車に慣れてくる家内がいました。そして家内と一緒に見舞いに来てくれる愛娘に会えるのが唯一の楽しみだったのです。
健康に早くなりたい。と切実に願ったものです。

腸が傷ついたために食事は一切できない日が続きました。
点滴だけですごす毎日、けっこうつらかったですね。
でもこれを乗り切るのが大切と思っていました。

入院してからの毎日は外と隔離されたような状態でした。いままで手帳にたくさん書かれていた予定、あれは
いったいどうするの。そんな感じですが外部と電話することさえ禁止されていました。
そのぐらい看護の方、家族は必死だったと思います。

もう、このへんで少しゆっくりするのもいいかも、年齢の割には早くもそういった考えが過ぎりました。

その甲斐あって病状は確実に快方に向かっていたのです。

続く....。


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