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生活を、健康を取戻し、本来の自分を取り戻すために。
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支店長からの話は今、少し疲れていないかと言ったことでした。
そう、ほとんど自分の中では今、正常に機能していない自分を感じ取ることができました。
そして、周囲から見てもそれが明白にわかるぐらいに疲れている自分がいたのです。

病院の診療の紹介、支店長の話はそれでした。このままでは本当に体を壊してしまう。そんな感覚が自分をさらに追い詰めたのです。

一日も待ってくれない、仕事。

しかし、今、自分が体を壊したら今以上にみんなに迷惑をかける結果は見えていたのですから、一刻も早くいつもの自分を取り戻すしかないと思ったのです。

2・3日後でしょうか、自分は蘇我にある川崎病院の神経科を訪れました。

診察を待つ、久しぶりの病院、確かにいままでもけっして健康ではなかった自分がいたのですが、ここしばらくは仕事に追われ、充実した毎日が過ぎていく、そんな毎日に病気すら忘れていたような気がします。

久しぶりに診察を受ける自分に担当の先生は「すこし別の見地から見たほうがいいかも知れませんね。
ここを紹介しましょう。」と、言われたのがこの時自分を取り戻す始まりだったと思っています。

翌日、紹介された病院へ足を運ぶ自分と妻。

その病院は千葉市街のビルに入っていた診療所です。
ここが、本来の自分を取り戻してくれるところになるとはそして、的確な診断を下してくれる病院とはこの時まだ知る由もありませんでした。

受付には受付の方が一名、待合室には患者が三名くらいでしょうか、診察を待っている様子でした。

待合室での時間は刻々と過ぎていきます。

「次の方、どうぞ。」看護婦さんに誘われ、診察室に入る自分、ここからが自分を取り戻すことになるわけです。

今、思うとこの時の病院の先生、スタッフの方にお会いしなかったら自分は復帰できなかったと強く思っています。そのくらい、病院を選ぶことが大事とは思いませんでした。

そして、それには、その場を適切に把握できる妻がいたからに他ありません。
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